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南岳〜1日目
チングルマ

横尾尾根の登りは、本当に辛かった。
天狗池で逆さ槍を眺めながら大休憩した後も、足取りはさっぱり軽くならず。
前後の人影は消え、足元を見ながらとぼとぼ歩く。
ふと顔を上げたら、陽があたり、羽毛状の実がきらきらと輝いているチングルマが
一面に広がっていた。

なんてことない写真だけど、私にとっては特別な1枚、特別な場所。
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▲南岳[3033m/北アルプス]
天気:晴れ
記録:上高地(6:15)→明神(6:45/6:50)→徳沢(7:25/7:35)
   →横尾(8:20/8:30)→一ノ俣(9:07)→槍沢ロッヂ(9:35/9:55)
   →天狗原分岐(11:55/12:15)→ 天狗池(13:00/13:30)
   →横尾尾根のコル(14:20/14:40)→ 横尾尾根分岐(15:45)
   →南岳小屋(16:05)
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出発が遅れ、沢渡駐車場(市営第二)到着、午前二時半。
運転してきたためか、目が冴えて眠ることができない。
眠れなくてもいいから、せめて体を休めよう…と横になるが
結局、時計は4時を回る。一睡もできなかったのは初めてだ。

南岳から北穂と歩く女性と、槍から双六へ歩くご夫婦と相乗りさせていただき
タクシーで上高地へ向かう。
2006年より上高地〜沢渡間の運賃が定額制になり、中型車は3,900円。

上高地バスターミナル
6時過ぎの上高地バスターミナル。予想以上に賑わっていた。
みな、好天狙いか?

河童橋より
河童橋より、岳沢と穂高。この日の朝は、素晴らしい雲海が広がったそうだ。

明神岳
明神館より明神岳。頂が、青い空をツンとさしている。

徳沢のベンチでおにぎりを食べている時、「蝶ヶ岳へは、この奥の道ですよね」
と声をかけられた。
なんと、中房温泉まで行くとのこと。登山者ではなくランナーだ。
「今日の稜線は気持ち良さそうですね」「日焼けしそうですね」と言い
颯爽と去って行った。

槍見河原
横尾を過ぎると道幅が狭くなり、登山道となる。
槍見河原では、はっきりと槍の穂先が見えた!

槍沢手前
梓川も上流になると大きな石や岩がごろごろしている。
河童橋周辺とは様相が違う。

槍沢ロッヂに9:35着。
到着時刻によっては、槍沢ロッヂに宿泊し、翌日南岳を目指そうと考えていたが
この時間ならば、先へ進もう。

槍沢
ババ平のテント場を過ぎると、ばばーんと槍沢の雄大な風景が広がった。
お天気も素晴らしい。
しかし、ここからまったく足が進まなくなる。太陽を遮る木陰もなくなり
暑さのせいか、気持ちが悪い。
まずいなあ、こんなにムカムカするのは初めてだ。
天狗原の分岐まで行っても、まだ槍沢ロッヂへ引き返す時間・体力はありそうなので
のろのろと先へ進む。

天狗原分岐
天狗原分岐に到着。
座り込む石を見つけて、じっと動かずに休んでいると
吐き気がおさまった。ああ、助かった。

天狗池
そして、楽しみにしていた天狗池。
居合わせた皆さん、口々に「槍が見えてよかったね〜」と。
昨年の夏に歩いた時は真っ白で、天狗池もその前後の場所も
正直言って、どこがどこだかわからない状況だった。
こんな景色が広がっていたのか、と驚くばかり。
お話させていただいた男性に、天狗池証拠写真を1枚パチリと撮っていただく。

チングルマ
そして、元気付けてもらった、きらきら輝くチングルマ。

雪渓を横切る
先行していた男性も見えなくなってしまい、一人ぽつんと雪渓の上にいる。
自然の中にいるんだなあ、という実感。
涼しい風がひゅーっと吹き、気持ちが良い。
ちょっと元気になって振り返ると、大天井と先週歩いたツバクロ方面が
きれいに見渡せた。
ここから、ひと踏ん張りで横尾尾根のコルにあがると…

北穂・前穂
北穂が見えた!その奥には前穂が見える。

蝶ヶ岳方面
こちらは、蝶ヶ岳方面。
この日の空は、刷毛でサッ、サッと描いたような雲が浮かんでいた。
眺めていて楽しかっただろうなあ。
私ものんびり眺めながら、写真を撮りたかったのだけど
目の前に迫る横尾尾根に「早く登りなさい!」と叱られてしまいそうだ。

横尾本谷のカール
そして、本谷右俣と屏風岩。
このカールに足を踏み入れることはないだろうけど、
上から眺める分には、私でも本谷の紅葉を楽しむことができる!
色づく季節に、見てみたい。

槍ヶ岳
槍への稜線も、ずいぶん近づいてきた。
まあ、よく登ったものだ。

横尾尾根ラスト
もう長いこと前後に人影は見えなく、私が最後だろうと思いながら登っていたら
突然、下のほうに人影が見えた!びっくり。
どんどん近づいてくるので、どこで抜かしてもらおうか…などと考えているうちに
はしご、鎖場を過ぎて、前方に分岐の道標らしきものが。
ああ、本当にあと少しだ。

まもなくその男性も登ってきた。
本当に最後の岩尾根は辛かった、とお互いに「お疲れさまでした!」
まずは、小屋で受付をしなくては。
南岳小屋到着16:05。

獅子鼻
夕食は2回目の18時から。
まだ外の景色を楽しむ時間があったので、
大キレットが見えないかと獅子鼻方面へ向かうも真っ白。
ガスの流れが速いので、粘れば姿が現れるか?

常念平
常念平の向こうには、青空が広がっている。

ガスで隠れる大キレット
夕食の時間ギリギリに、北穂が見えたが、ここまで。
大キレットはガスの中だけど、もくもくした雲の向こうには
きれいな空が広がっている。
明日も良いお天気だろう。

この日は疲れすぎたのだろう、うまく眠ることができなかった。

2日目に続く
| 山歩き | 23:59 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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